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いよいよバルーン留置。

優しい看護師さんに導かれ、見慣れた手術室(当院の手術室は壁面いっぱいに鮮やかな花が描かれています)に入り、いつもは患者さんにそうしてもらっているベッドに横になりました。

麻酔科部長の白石先生に静脈麻酔(点滴で眠くなる薬を入れてもらう)をかけて頂き、上司の笠間先生(減量・糖尿病外科センター長)にバルーンを入れていただくことになっていました。

人柄も経験も実力もよく知っているお二人ですので、同業者としても一人の患者としても、これ以上に安心出来る状況はないなぁ・・・。

そんなことを考えている間に眠ってしまいました。


目が覚めると、“全く問題なく終了したよ“、と聞かされました。

手術中のことは何も覚えていないし、”エッ、もう終わったのですか?“、という感じでした(月並みですが)。

ただ、大きないびきをかいていたことと、内視鏡のチューブを噛んでなかなか放さなかったことを後で聞かされました(それも含めて全く覚えていません。恥ずかしい・・・)。

手術が終わるとすぐに入院の部屋に移りました。

お腹の痛みは全くない(まあ、お腹を切っていないので当たり前と言えば当たり前ですが)し、麻酔が効いていたためか、喉や口の中の痛みも感じませんでした(時間が経ってからもありませんでした)。

通常、バルーン治療では、留置後、最初の数日間に比較的強い吐き気が生じます(ここをうまく乗り切れるかは一つのポイントなのです)。

そのため、留置前から強めの吐き気止めを使用するのですが、それが効いていたのか、留置当日は夜までほとんど吐き気を感じることがありませんでした。

自分としては、もう少し強い吐き気が出るだろうと思っていたため、看護師さんや見舞いに来てくれた同僚に、“意外と大したことない、大丈夫”、などと言っていた記憶があります。




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